読書のススメ 第二回

社会心理学がとってもよくわかる本」

榊 博文

この本は一言で言って、心理学を応用したコミュニケーションの実用的な方面での方法や技術を提示するような趣のものでした。

見開き2ページにイラストとともに1トピックで社会的にどのような行動が引き起こされるか、また自分が行う行動によって相手にどのような印象を与えるか等を説明しています。日常のありそうなシーンを例示しての説明で、専門用語を多用していないかみ砕かれた文章を使っているのでとてもわかりやすいです。しかし、社会心理学を学習する際の副読本として利用する場合や真剣に社会心理学を勉強しようとしている人には物足りないのかもしれないです。主に「社会心理学って何?」って思った人が、社会心理学への入り口として楽しみながら読むのにお勧めです。また、本書のすべてを実践しようとすると単なる計算高いイヤな奴になりかねないような気がします…。

でも、それぞれのテクニックは興味深いものも多く、吊り橋効果のような有名なものから就職の際の面接で使えるようなものまで応用できそうな方法が色々載っていました。

社会心理学を使ったカルト宗教やキャッチセールスの手口なども書かれていて、学問だけでなく日常の事柄として使えるものもいくつかありました。

 

   この本を読んでみて社会心理学に興味がもてたら良いのではないかと思います。